「いい」と思ったものを、どう社内に広げていく?

― 共感する人から始まったKirari☆Carta®の社内展開 ―

株式会社アグレックスでマネジャーを務める紙谷昌弘さん。

私たちは普段、親しみを込めて「カミィ」と呼んでいます。

カミィがKirari☆Carta®(きらりカルタ)を社内で使い始めたのは、3名の男性マネジャーからでした。

そこから、「やってみたい」と手を挙げた約30名へ。さらに約60名へと広がり、現在は10部門で活用されています。

なぜ、これだけ社内に広がっていったのでしょうか。

お話を聴いて見えてきたのは、何かを一気に浸透させる特別な方法ではありませんでした。

「いい」と思ったものを、まずやってみる。
そこから共感する人が加わり、また次の人へと広がっていく。 そして、その原動力には、カミィ自身が大切にしている想いがありました。


「これはいい」。最初は3名から始まった

カミィがKirari☆Carta®を使って感じたのは、遊び感覚で気軽にできることでした。

普段一緒に仕事をしていても、仕事の話が中心になります。飲みに行くことでコミュニケーションを取ることもできますが、子育て中など、飲み会には参加しづらい人もいます。

それなら、誰でも参加できて、均等にコミュニケーションを取れる機会があったらいい。

Kirari☆Carta®なら、遊び感覚で気軽に参加でき、問いに答えていく中で、その人がどんなことを大切にしているのか、どんな経験をしてきたのか、普段の仕事だけでは見えなかったことも自然と出てきます。

「これはいい」

そう感じたところから、社内での活用が始まりました。最初に動いたのは、カミィを含む3名の男性マネジャー。

それぞれが自分たちのチームで使い始めました。


「やってみたい」から、少しずつ広がった

最初に案内したのは約120名の自部門。その中から「やってみたい」と手を挙げた約30名でスタートしました。

実際に体験した人から、

「違う人ともやってみたい」
「自分のチームでもやってみたい」といった声が少しずつ生まれました。

その声をきっかけに、参加者から別メンバーへ、そしてマネジャーへと活動が広がり、1on1の活動を通じて自部門から他部門へも展開。

現在では、10部門へと広がっています。


働きがい向上の取り組みから、「心理的安全性AWARD2025」受賞へ

Kirari☆Carta®の活用も含め、カミィたちが取り組んでいたのは、働きがいを高めていくための施策でした。

アグレックスの西日本クラウドソリューション部 働きがい向上推進チームでは、2022年からチーム・組織内のコミュニケーション活性化に向けた活動を開始。2024年度には「個人としてのあり方」を軸に、価値観や強みを発見するワークショップやセミナーなどを通して、自己理解・他者理解を促す取り組みを行ってきました。

そうした取り組みが評価され、「心理的安全性AWARD2025」でシルバーリングを受賞しました。

「心理的安全性AWARD」は、株式会社ZENTechが主催する、心理的安全で効果的なチーム・組織づくりへの取り組みを広く募集し、表彰するアワードです。

そして、審査委員のコメントでは、自己理解・他者理解を促すカジュアルなアプローチの一例として、Kirari☆Carta®(きらりカルタ)も具体的に取り上げられました。

▶ 受賞のお知らせについてはこちら

https://www.agrex.co.jp/news/detail/20250722_01.html

この受賞をきっかけに、カミィたちの取り組みを社内の部門長へ紹介する機会も生まれました。

カミィは、すべての部門長に向けて、これまで取り組んできたことを発表。

さらに3月から9月にかけて、52名の部門長全員と1on1を実施し、その中で関心を持ったチームにはKirari☆Carta®についても紹介していきました。

一方でカミィは、紹介によって次の人へつないでもらう形でも1on1を続けていて、その数は約200名。

52名の部門長との1on1。さらに、約200名との1on1。

Kirari☆Carta®を「いいツールだ」と感じ、もっと社内の人たちにも知ってもらいたいという想いを持ってくださっていました。

でも、それだけでここまで動き続けられるのでしょうか。

何がそこまでカミィを突き動かしていたのか。


なぜ、そこまで動けるのか

カミィの話を聴いていると、その根底にある想いが見えてきました。

「自分みたいに苦しまずに、もっと軽やかに、自分らしく、活き活きと働いてほしい」

カミィ自身、これまでの仕事の中で悩んだり、苦しんだりしてきた経験があります。

だからこそ、働く人が自分らしく、周りの人ともいい関係をつくりながら働けるようになるために、自分に何ができるのかを考え続けています。

そのためには、まず自分を知ること。
そして、一緒に働く人のことを知ること。

さらに、お互いが話せる職場であること。

カミィにとってKirari☆Carta®は、そのための入り口の一つでした。

52名の部門長との1on1も、約200名との1on1も、Kirari☆Carta®の社内での活用も、カミィの中では目指しているところにつながっています。

カミィは、自分がこれからどうありたいのか、何を実現していきたいのかを上司にも伝え、自分が動ける環境も自らつくってきました。

インタビューの中で、

「やりたいことが明確になったから、今の動きにつながっているということ?」

と聞くと、

「そう、それが一番です」

と答えてくれました。

何を大切にしたいのか。
どんな働き方を実現したいのか。

それが自分の中で明確になっていることが、カミィが動き続ける大きな原動力になっているのだと思います。 今回お話を聴いていて、Kirari☆Carta®が広がっていることと同じくらい、私はこのことがとても印象に残りました。


Kirari☆Carta®で「知らなかったその人」が見えてくる

長く一緒に働いている人でも、知らないことはあります。

Kirari☆Carta®をやってみると、

「そんなことを大切にしていたんだ」
「そんな経験があったんだ」

と初めて知ることもあります。

カミィは、こうした小さな「知ること」が、仕事にも影響すると考えています。

たとえば、子どもの行事があることを知っていれば、

「明日は早く帰り」

と声をかけられるかもしれない。

相手のことを少し知っていることで、声のかけ方や仕事の頼み方が変わることもあります。

そして、自分のことを知ってもらえているという感覚は、信頼にもつながっていく。

困ったときに声をかけたり、助け合ったり、報告や相談をしたりすることも、少ししやすくなるかもしれません。

カミィがKirari☆Carta®に感じている価値は、単に「楽しく話せるツール」ということだけではありません。

自己理解と他者理解を深め、働く人同士が話せる関係をつくるきっかけになること。 そこにあります。


全員に理解してもらわなくてもいい

以前は、自分の考えを伝えて理解してもらえないと、気になることもあったそうです。

でも今は、

「伝わらないのが当たり前」

と思えるようになったといいます。

全員に分かってもらわなくていい。

10名に伝えて、その中の誰かが「やってみたい」と思ったら、そこからまた始められる。

その感覚を持てるようになったことで、行動することへのハードルも下がりました。 カミィは、それを「自己信頼」という言葉でも表していました。


「まず、やってみたら」

これからKirari☆Carta®を使ってみようかと考えている人に伝えたいことを聞くと、カミィの答えはとてもシンプルでした。

「まず、やってみたら」

Kirari☆Carta®は、

「気軽に、手軽に、簡単にできる」

特別な準備をたくさんする必要もありません。

最初から大きく始めなくても、興味を持った人とまずやってみる。

そこで「よかった」と感じた人が、また別の人とやってみる。

カミィたちが3名から始めたKirari☆Carta®も、そうやって少しずつ社内に広がってきました。


「いい」と思ったものを、自分の想いとともに伝えていく

今回カミィのお話を聴いて、改めて感じたことがあります。

Kirari☆Carta®をたくさんの人に使っていただけることは、もちろん嬉しいことです。

でも、私がもっと嬉しいのは、その向こうにいる「人」を知ることなのかもしれません。

なぜ、それをやろうと思ったのか。
どんな職場にしたいと思っているのか。
一緒に働く人たちに、どんなふうに働いてほしいと思っているのか。

カミィの根底にあったのは、

「もっと軽やかに、自分らしく、活き活きと働いてほしい」

という想いでした。

その想いがあるから、自分から動く。
人と話す。
共感してくれる人がいたら、一緒にやってみる。

そして、その中の一つとしてKirari☆Carta®を活用してくださっています。

株式会社wiShも、サービスの導入実績だけではなく、こうしてそれぞれの場所で、人を大切にしながら実際に動いている方たちの想いや実践を、これからも紹介していきたいと思います。


Kirari☆Carta®は、キャリアコンサルタントが開発した問いを通して、自分自身を振り返り、お互いを知るきっかけをつくるツールです。

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https://wishkirari.com/kiraricarta-kirarisugoroku/